皮膚構造について
皮膚構造について
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ナチュラルメイクを学ぶ前に、まずは「皮膚の構造」を知っておく必要もあります。
まず、人間の皮膚は大きく分けて、三層から成り立っています。
1.表皮
表皮の表面は皮膚膜で覆われていて、その下は「角質層」、
「顆粒層」、「有棘(ゆうきょく)層」、
「基底層」の複数の層に分かれています。
この表皮は皮膚の一番外側にあって、皮膚の内部を守っています。
そして、表皮には、角化細胞(角層を作る)、
色素細胞(メラニンを作る)、ランゲルハンス細胞(免疫を司る)などがあり、
それぞれの働きをしています。
2.真皮
真皮は表皮の下にある厚い層のことで、
厚さはわずかに2mm程です。
血管、リンパ管、神経、皮脂腺、汗腺などがあり、
汗や皮脂の分泌・栄養の補給などを行っています。
ここには、触覚・痛覚・温覚・冷覚などの知覚神経もあります。
その真皮の70%は、コラーゲンというたんぱく質からなる膠原繊維とエラスチンという
たんぱく質からなる弾力繊維の二種類の繊維が網目状に詰まって、
肌に弾力や針を与えています。
これは、皮膚表面の皺、たるみなどの形状に影響します。
そして、皮膚の95%は真皮で占められていますので、真皮は、
肌のみずみずしさや弾力などに深く関わっており、
美肌、または、シミやシワの解消のためには、とても大事な役割があります。
3.皮脂組織
ここには、脂肪細胞があり、断熱材として体温を外に逃がさないよう維持したり、
エネルギーを貯蓄するところでもあります。
外からの衝撃や圧力を和らげるクッションのような働きをしています。
このように、「皮膚構造」というのは成り立っていますので、ぜひ基礎知識として
覚えておいて下さい。
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